太陽光発電投資のメリット・デメリット

 

太陽光発電投資の特徴を、皆さんは知っていますか。

他の投資とは違った、太陽光発電ならではの特徴がいくつかあるのです。

そこで、太陽光発電投資のメリット・デメリットを述べていきたいと思います。

 

メリットについて

メリットは4つあります。

 

つ目に、利回りが高いことがあげられます。

例えば、2500万円を銀行で借りて、太陽光発電を始めたとしましょう。

ここで、一年にかかる必要経費を除いた利回りが10%だとした場合、

10年で初めに借り入れた2500万円を回収することができます。

ローンを組んでお金を借りた場合、元を取るのはもう少し時間がかかりますが、

12年で元が取れたとすると、残りの8年間は売却収入がほとんどそのまま自分の手元に

入ってくるのと同じ状況になるのです。

 

 

二つ目に、20年という長いスパンでの投資が可能だということがあげられます。

太陽光発電投資では、固定価格買取制度により、20年間、固定価格で売電することができます。

しかも、この制度は 国が保証しているものなので融資を受けやすいです。

長期的に安定して収入が得られるのは、とても安心感がありますよね。

 

 

 

三つ目に、安定収入が見込めるということがあげられます。

不動産投資だと、初めは誰も入居者がいないので、収入は0です。

また、入居者が引っ越しをして空き部屋ができた場合も、その部屋の収入は0になってしまいます。

常に満室ならばよいですが、そうではないと、収入が不安定になってしまうのです。

それに対し太陽光発電投資の場合、固定価格買取制度により固定価格で売電をし続けることが

できます。

そして、一日当たりの発電量は天候によって左右されるかもしれませんが、年間で考えた場合の

発電量は、安定しているのです。

これら二つにより、安定した収入が見込めます。

 

 

四つ目に、業者に委託管理をしてもらうことによって、手間がかからないことがあげられます。

安定した発電量を維持するには、定期的に掃除、メンテナンスをすることが必要です。

これらを業者に委託することによって、自らで管理する手間が省けるのです。

 

ローリスクで、長期間、安定収入が見込めるのというのは、とても魅力的ですよね!

一度購入したら、手間があまりかからないのも、嬉しいことだと思います。

しかし、全ての投資には、メリットとデメリットの両面があるのは当然です。

運営するにあたり、デメリットを知ることも大切ですよね。

そこで、次は、太陽光発電投資におけるデメリットについて述べたいと思います。

 

デメリットについて

デメリットは3つあります。

 

一つ目に、出力抑制の問題があげられます。

出力抑制とは、電力会社が再生可能エネルギーの買い取りを制限することを言います。

これは、需要量に対して、供給量が多すぎるときに起きるのです。

2014年の秋に、供給量が増えすぎる懸念から、一部の電力会社で太陽光発電からの接続申請に対し、

回答を保留する事態が発生しました。

その後、供給量が多くなり、接続可能量を上回ったときは、買い取らないことを承諾するのを前提に、

接続を可能にしています。

 

では、実際どのくらい出力抑制の心配をしなければいけないのでしょうか。

結論から言いますと、ほとんど心配しなくてもよいです。

実際に、出力抑制が発電量に大きく影響することは、ほぼありません。

なぜなら、接続可能量の試算が、原発がフル稼働しているときにされたものなので、

接続可能量に多くの余裕があるからです。

現状止まっている原子力発電が、一斉に再稼働することも考えにくいでしょう。

それでも不安な人は、出力抑制保険という保険もあるので、検討されてみてはいかがでしょうか。

この保険に加入すると、融資が受けやすくなるといったメリットもあります。

 

 

二つ目に、回収期間が約10年かかるということです。

これはメリットと表裏一体で、10年を長いと感じるか短いと感じるかは投資される方の判断となります。

売電収入は20年間続くわけですから、一概に長いともいいきれませんね。

 

三つ目に、反射光によって、近隣へのトラブルが発生することがあるということです。

周りが太陽光パネルばかりの土地ならいいですが、近隣に人が住んでいた場合は注意が必要です。

発電量だけを考えてパネルを設置するのではなく、反射光のことも頭に入れてパネルを設置しましょう。

 

太陽光発電投資をするにあたり、デメリットともうまく付き合っていく必要があります。

自分の今現在の資産やリスクを考えたうえで、適切に太陽光発電投資を行っていきましょう!!